イギリス紀行 イングリッシュガーデンとは

1998年6月イングリッシュガーデンの発祥の地 イギリスに行ってきました。
ロンドン市内のチェルシー植物園やガーデンヒストリーミュージアム、 王立キュウ・ガーデン、
ちょっと足を伸ばして鉄道でコッツウォルズも訪ねてみました。
イギリス人も日本人同様 ナチュラルな景観を愛する国民なのだという事がわかりました。

Royal Botanic Gardens,Kew

王立キュウ・ガーデンのバラの庭

王立キュウ・ ガーデンはロンドン郊外にある広大な植物園です。
121ヘクタールの敷地に温室や色々な形式の庭園、世界中からプランツハンターたちが集めてきた珍しい植物が理想的な状態で育てられ、季節に応じて美しい花々が咲き乱れています。
一日中歩いても全部見終わることができませんでした。

つるバラのトレリス

ばらの香りに 包まれて歩いていると優雅な貴婦人になったような気がします。

若い園芸員がそっと目に付かぬよう手入れをしていました。
レンガ塀と植物

北風よけのレンガ塀に沿ってシルバーリーフのビロードモウズイカがお日様に向かって咲いています。それを横から見るように進む園路の配置が素晴らしく心憎いほどです。

美しい声の小鳥がさえずり、花の香りが満ち溢れてさながら天国に居るような気分。
Cotswolds

コッツウォルズへ

ロンドンから鉄道に乗ってわずか30分も走るともう景色は目に沁みるような緑の田園風景。1時間20分ほどでコッツウォルズの中心のモートン・イン・マーシュ駅に着く。

広い牧羊地に愛らしい小さな村が点在し、その村々をコーチバスが巡回しているので 気軽に移動できる。古い田舎の風景をそのまま保存しているコッツウォルズはイギリス人の心のふるさとなのだそうだ。

大きな茅葺屋根の家

コッツウォルズの家や石塀はコッツウォルドストーンと呼ばれる蜂蜜色の石で積んであり、村の中には茅葺屋根の家もあって 人が普通に住んでいる。

窓のあたりがそれぞれ個性的にカットされていて、とてもおしゃれ。
アプローチ庭の様子

ツルバラやエリカの仲間をごく自然な感じに園路沿いに植え込んでいて、とても素敵。

バランスや色彩もよく考えられている。

高い塀の植栽

屋敷を隔てる高い塀も蔦やゆとりを持ったグリーンベルトでお化粧されているので 街全体が美しい。

植物の色合いの選び方がシックで洗練されている印象。

街の大通り

村の大通りの古い建物の中はお店やレストランになっていて 覗くのが楽しい。

ここはパブを兼ねたレストラン 。
ランチに食べたお肉料理はちょっと変わった味がした。あれ、いったい何の肉?
窓周りの植栽

窓の周りをツルバラやつる植物で飾って小さな 茅葺屋根の建物の愛らしさを引き立てている。

屋根を鳥やねずみの害から守っているのか 全体に網が被せられている。日本でも茅葺屋根の葺き替えがむずかしいのでトタンを被せている事が多いが、派手な赤や青などで風景に合わない事が多いのが悲しい。

イギリス人の古い風景を大切に守ろうとするエネルギーには驚嘆します。


小さな茅葺屋根の家

屋根裏部屋の窓がパッチリ開いた目のようで素敵なアクセントになっています。

中から不思議の国のアリスが走り出してきそう。

<戻る>